1949年 昭和24年 |
加藤鉄工所のはじまり 材料屋から製造業へ1949年(昭和24年)に、戦後の残った材料を販売するため、加藤鉄工所を始めました。様々な物資が不足しており、“鍋・やかん”などの生産販売が盛んな時代に「材料屋」として業績を伸ばすことが出来ました。 加藤鉄工所当時の写真 |
1964年 昭和39年 |
こんなところでカトーテック1964年(昭和39年)、東京オリンピックで使用されるメダルの製造に協力し、銀・銅メダルのレプリカをいただきました。 東京オリンピックメダルのレプリカ 京都大学工学部 川端季雄博士との出会い当時、京都一と言われていた「やすり名人」がカトーテックにいました。繊維製品の風合いに着目し始めていた京都大学 川端博士より物性評価用「曲げスペーサー」の加工に、熟練の職人技が必要だと問い合わせがありました。この依頼を引き受け、見事川端博士のイメージされたスペーサーをつくる事ができ、出来上がったスペーサーにより、川端博士の求めていた“正確な曲げの測定”を行う事に成功しました。 転機...物性評価ができるものを作りたい川端博士との出会い以降、『新しいモノ作り』を進めていくことになりました。今後の会社の未来を『知識の集約産業』に託すことにし、『大きいモノより、小さく付加価値のあるモノへ』とシフトチェンジを行いました。 KES-F2型 純曲げ試験機 第1号機 KES-F4型 表面試験機 第1号機 |
1970年~ 昭和45年~ |
KES誕生1970年代、風合いの客観評価技術の必要性が高まっていた時代、日本繊維機械学会のなかに“布の風合い評価の標準化”と“日本の工場熟練者によってなされてきた風合い判断の解析”を目的に「風合い計量と規格化研究委員会(略称HESC)」が発足しました。 この時にこの委員会の中心となっていたのが川端博士と奈良女子大学家政学部の丹羽雅子博士であり、二人を筆頭に日本有数の繊維会社から熟練技術者や、大学研究者などが集められその委員会の中で3年間かけて約500種の生地の評価がなされ、基本風合い・総合風合いを定義し、「布の風合い客観評価法」の開発に成功しました。 この測定条件は、JISやISOの規格ではないが、川端博士、丹羽博士を筆頭に多くの熟練技術者・大学研究者・研究者により使用されており、世界中で認知されています。 ※引用元: 川端季雄『風合い計量と規格化研究委員会、風合い評価の標準化と解析』第2版(1980) 風合い委員会の様子※ 手触り判定時の、日本の熟練者の典型的動作※ 風合い標準資料集 |
2019年 令和元年 |
過去から今へ 受け継がれる創始者の思いこの長い歴史の中、常に『より良いものをつくっていきたい』という創業当時の思いを絶えず持ち続け、様々な装置の製造・販売を行っています。 |
1961年 |
カトーテック株式会社 設立 |
1972年 |
布・糸等の風合いを計測する技術(KES)を使った電子計測器F型の製品化に成功 |
1973年 |
KES-YN1を製品化 |
1978年 |
KES-FB型4機種を製品化 |
1984年 |
KES-F7を製品化 |
1985年 |
BX5450を製品化 |
1986年 |
KES-SEを製品化 |
1987年 |
KES-F8を製品化 |
1991年 |
KES-FB1-Aを製品化 |
1991年 |
本社工場 新築 |
1992年 |
KES-FB2-Aを製品化 |
1994年 |
KES-FB3-Aを製品化 |
1996年 |
KES-FB4-Aを製品化 |
2002年 |
FR07を製品化 |
2003年 |
KDMDを製品化 |
2005年 |
HFT03Cを製品化 |
2007年 |
KK01を製品化 |
2007年 |
上海事務所 設立 |
2009年 |
|
2010年 |
受賞TRI Princeton「Best Paper Award」受賞 |
2011年 |
HapLogを製品化 |
2013年 |
受賞公益社団法人計測自動制御学会「システムインテグレーション部門技術業績賞」受賞 |
2016年 |
|
2018年 |
ショールーム 新築 |
2019年 |
KES-QMを製品化 |