生地の風合い判断をする際に、職人や専門家が行う「引っ張る」「せん断」という手の動きを分析、機械化し、客観的な数値データに置き換える事を可能にした試験機です。
布、紙、不織布、フィルムなどの、引張り/せん断剛性、引張エネルギー、伸長率、回復性のデータが得られます。
引張り特性及びせん断特性データは、風合いの「こし」「はり」に影響するとされています。これらの特性は「形態安定性」「しわのできやすさ」に影響するとされています。
・KES-FB1-A 引張りせん断試験機
・KES-FB1-AW 引張りせん断試験機(厚地用)
モーターチャッキング及びクランプ(締付け)中にサンプルのたるみ取り処理を行うため、測定者による誤差がなくなり、データの精度が向上しました。
微小な引張り・せん断特性の違いが数値化できます。
測定データの波形と数値をPCに表示及びデータの保存ができます。
PCとはUSBケーブルで簡単に接続可能です。
*PCへの出力が必須となっております。Windows 7/8/8.1/10に対応。
型番, 製品名 |
KES-FB1-A 引張りせん断試験機 KES-FB1-AW 引張りせん断試験機(厚地用) |
概算寸法(W×D×H) | 本体:610×535×320mm アンプ:230×450×500mm |
概算重量 | 本体:45kg アンプ:20kg |
電源電圧 周波数 | AC100V 50/60Hz |
インターフェース | KES-USB(オプション) PC(オプション) *1 データロガー出力端子あり |
対応OS | Windows 7/8/8.1/10 |
サンプルサイズ | [KES-FB1-A] 200×200mm(標準) 厚み:2mm(最大) [KES-FB1-AW] 200×200mm(標準) 厚み:7mm(最大) |
*1 PCは付属していません。最適な仕様のパソコンを弊社でご用意できます。 |
KES (Kawabata Evaluation System)
“KES”とは、「KAWABATA EVALUATION SYSTEM」の略で業界では一般的に「ケス」と表現されています。
布の風合いを計測する研究を行っていた京都大学工学部の川端季雄博士の基本設計と、奈良女子大学家政学部の丹羽雅子博士の応用研究開発により、指や手のひらから感じる主観的な判断を客観的データに置き換えることに成功した“風合い計測技術 KES”が誕生しました。
「当社の製品をより深くご理解いただくために」、「どんなデータが取れるのかを確認するために」、「稟議書用に資料が必要なときに」など、無料で対象物の測定・試験を行っていますので、お気軽にお申し付けください。