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2017.03.02

講演会「毛髪ダメージ・感触の定量化と商品開発への応用」のお知らせ(4/25 東京)

講演会「毛髪ダメージ・感触の定量化と商品開発への応用」 開催日:2017/04/25日 12:30~17:00 場 所:LMJ東京研修センター 3F大会議室

~毛髪ダメージ・感触の定量化と商品開発への応用~

花王株式会社 品質保証本部 信頼性保証室 室長「棚町宏人氏」が
毛髪の特性・構造と人が触感で実感するダメージ、
ダメージ損傷測定の実例と商品開発への応用法などを
評価機器“KES-SE 摩擦感テスター”での測定実演を交えて解説します。

講師:
花王株式会社 品質保証本部 信頼性保証室 室長 棚町宏人氏

ご経歴:
1989年長崎大学大学院工学研究科修士課程修了。同年、花王(株)入社。ヘアケア関連の仕事に従事(毛髪研究、技術開発、商品開発)。1999年~2000年研究留学DWI(ドイツ羊毛研究所)、2000年~2015年毛髪研究、基盤技術開発、2016年~品質保証本部 信頼性保証業務を行っておられます。

講演会概要:
イントロダクション
 1.美しい髪とは?
 2.毛髪概要 ※時間の関係上、要点のみを簡潔に説明します
 (1)毛髪の構造、組成と機能
 (2)ダメージ要因と毛髪構造・物性の変化
    ① パーマ
    ② ヘアカラー
    ③ 太陽光
    ④ 熱、洗髪行動
 (3)ダメージ要因, 毛髪構造・物性の変化とダメージ実感との関係
第1部:毛髪ダメージの実感ポイントと商品開発への応用
 1.髪のパサつき感/うるおい感を支配する因子と評価法
 (1)パサつき感の実態
 (2)対応する毛髪構造、物性の特定
 (3)技術開発
 2.触感として実感する髪の硬さ・柔らかさ
 (1)実態観察と実感ポイントの把握
 (2)対応する毛髪構造、物性の特定
 (3)技術開発
第2部:毛髪の機器測定・評価法の実際 ~ダメージの定量化と留意点~
 1.毛髪の機器測定
 (1)機器測定の前に考えておくこと
   (何のために測定するのか、どこまで測定するのか)
 (2)種々の毛髪物性測定方法とその特徴
 (3)測定方法選択のポイント
   (何を知りたいか、測定部位は、構造の大きさは)
 (4)測定結果のばらつきに及ぼす毛髪特性
   (部位差、ダメージ度など)とサンプル調製の留意点
 (5)結果の取り扱い
   (特異値の取り扱い、統計処理による考察など)
 2.ダメージ損傷測定の実例
 (1)太陽光ダメージ
    ① 観察(目視、SEM)
    ② 接触角
    ③ TOF-SIMS
    ④ 引張強度
    ⑤ 摩擦
 (2)(ブリーチ+洗髪)ダメージ
    ① 観察(目視、AFM、ASE-SEM)
    ② 動的粘弾性
    ③ DSC
    ④ 微小引張
    ⑤ 熱移動特性(qmax)、毛流れの可視化
第3部:評価機器の測定デモ
 ※弊社スタッフより、測定方法、実演デモをさせて頂きます。

(1)KES-SE摩擦感テスターの測定デモ
摩擦感テスターは毛髪の“摩擦係数”“摩擦係数の変動”を数値化することで、毛髪の「すべりやすさ」「なめらかさ」を評価・数値化します。“摩擦係数”の数値は、人が毛髪を指先で触れた時に感じる、「すべりやすさ・すべりにくさ」と相関がとれます。また、“摩擦係数の変動”の数値は、人が毛髪を指先で触れた時に感じる、「なめらかさ」と相関がとれます。

(2)FR07サーモラボ(熱移動特性)の測定デモ
サーモラボは毛髪の“熱移動速度”を数値化することで、毛髪の「パサつき感」「うるおい感」を評価・数値化します。“熱移動速度”の数値は、人が毛髪を指先で触れた時に感じる、温度低下と相関がとれます。温度低下が大きいとうるおって感じ、小さいとパサついて感じます。

主 催:株式会社テックデザイン
期 日:2017年4月25日(火) 12:30~17:00
会 場:LMJ東京研修センター 3F大会議室 ※会場変更となっております
受講料:29,980円(税込/テキスト付)

お申込み・詳しい講演会情報はこちら(※公開終了しました)
※お席に限りがございますので、お早めにご予約くださいませ。

ヘアケア製品の開発・評価法に関心のある企業・研究機関・大学の皆様のご参加お待ちしております。

本講演会について、申込みなどに関するお問い合わせは下記へ

株式会社テックデザイン
〒206-0034東京都多摩市鶴牧1-3-10-607
TEL:042-313-7680 FAX:042-313-7682
MAIL:info@tech-d.jp
「4/25花王棚町氏の講演会について」とお伝えください。

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